サプライチェーン

企業の社会的責任に対するハリー・ウィンストンのコミットメントには、慈善事業を後援し、慈善プログラムを実施するとともに、責任ある方法でのジュエリー製作及び、原材料の調達も含まれます。弊社は責任あるジュエリー評議会（「RJC」）の認定メンバーであり、紛争ダイヤモンドを抑制する制度であるキンバリー・プロセスを遵守しています。

RJCのメンバーとして、定められた規格――ダイヤモンド、ゴールド、プラチナの取り扱いにおける企業の社会的・環境的責任に関する国際基準――に基づき独立した機関の監査を受けています。この規格は、ジュエリー・サプライチェーンにおける人権、雇用・労働基準、環境影響、採鉱慣行、製品情報開示、その他関連するトピックを対象としています。サプライチェーン管理に従事するすべての従業員には、RJCの模範と規格を理解することが求められます。

宝石の調達

ハリー・ウィンストンでは、ダイヤモンドと宝石の調達先を厳選しています。調達に先立って適性評価を行うことで、ジュエリーの制作に使用される宝石が責任ある倫理的な方法で、かつ適用されるすべての法規則に従って入手されたものであることを保証しています。また、弊社はキンバリー・プロセス認証制度に完全に準拠したダイヤモンドのみを調達、使用しています。

過去のビルマ産ルビー及び翡翠の入手に関して、弊社はミャンマーからの直接調達は行わず、国際制裁がなかった期間に輸入されたことを保証書にて確認の上、信頼できる認定サプライヤーから調達してきました。また、ビルマ産の宝石すべてについて、輸入日時と原産国に関する資料が現行及び過去の国際制裁を遵守していることを確認するための追加措置を講じてきました。

現在、弊社は責任ある倫理的な調達に対するコミットメントの一環として、輸入日時にかかわらず、ビルマ原産の宝石の調達を行っていません。

サプライヤー行動規範

奴隷労働、人身売買、強制労働に対して、特定、防止、緩和に向けてのハリー・ウィンストンの責任は、サプライヤー行動規範にも反映されています。サプライヤー行動規範は、国連の「国際人権章典」や国際労働機関の「労働における基本的原則及び権利に関する宣言」で規定されている国際的に認められた人権に基づき、労働と人権、環境保護、責任あるサプライチェーン、倫理に関して、一般原則としてすべてのサプライヤーに適用される要件として定めています。このサプライヤー行動規範はすべてのサプライチェーンパートナーに配布され、要求事項の遵守が義務付けられています。また、サプライヤー行動規範は定期的に更新し、弊社が一貫して要件と具体的な課題への対応に取り組むことを約束します。

カリフォルニア州サプライチェーン透明法

ハリー・ウィンストンは、現代の奴隷労働や人身売買を基本的人権の侵害として非難します。弊社はすべての事業運営において、倫理的で責任ある行動を取ることを約束します。カリフォルニア州サプライチェーン透明法に基づき、弊社はサプライチェーンにおける奴隷労働と人身売買のリスクを防ぐために、以下の措置を実施しています。

  • RJCは弊社に対し、人身売買と奴隷労働の問題を含むRJC実施規則のすべての基準が遵守されている、という弊社のサプライチェーンの第三者検証を提供する。
  • 弊社のすべてのサプライヤーは、事業活動を行うすべての場において、基本的な人権の保護を含む倫理的なビジネス慣行を維持し、適用される法規則を遵守することを保証しなければならない。
  • サプライヤーの経営陣に対し、その従業員がこうしたリスクを予防する責任を負うことを保証するよう指示する。甚だしい違反を犯した、または重大な違反を是正しないサプライヤーに対しては契約解除を含む懲戒処分を行う。
  • 奴隷労働と人身売買の問題を含むRJC実施規則の違反を調査するよう、従業員の教育を行う。

弊社は、親会社であるThe Swatch Group Ltd.を通して英国現代奴隷法を遵守するというステートメントを発表しています。

ご意見、ご報告

ハリー・ウィンストンは、社会的責任を持って誠実に事業行うことを遵守します。万が一、弊社の方針に反する状況、あるいは弊社のサプライヤー行動規範、その他の方針、適用される法律に違反する可能性のある状況等ついて、お気づきの点がありましたら下記よりご報告ください。

匿名でも報告書の提出が可能です。ご提供いただいた情報はすべて、弊社が問題を調査し、適切な場合には状況を改善するために役立てられます。

報告書の提出には以下の方法をご利用ください：